初めて買った、自分としては高級な腕時計

二十代の時、自分の人生で一番高級な腕時計を買いました。当時、松たか子さんがCMをやっていらっしゃった、SEIKOの腕時計です。

松さんが大好きだったので、CMを見る度に、『コレ欲しい!!』と一人で悶絶していました。

そして、待ちに待ったお給料日。ドキドキしながら時計店へ行き、ケースに並べられ、ピカピカに光り輝く実物を見て、胸の高鳴りを覚えました。

店主の方が、「付けてみますか?」と、私の腕に時計をしてくれました。

『これで私もとうとう、松たか子になれる!』(※違います。)

と、舞い上がりながら着用させていただいたのを、今でも覚えています。

そしてもちろん、その時計を買って帰りました。

とっても嬉しくて、傷が付いたり壊れたりしないか心配でしたが、大切にしまっておいても意味がないので、普段から使いました。

あれから十数年・・当時ガラケーだったのがスマホに変わり、時計をする習慣がすっかりなくなってしまいました。

あんなに腕時計にときめいていた私も、気づけば時計をしない人になっていました。

当時買ったお気に入りの腕時計も、電池が切れたまま机の引き出しにしまってあります。思えば、なんだか時計に申し訳なくなってきました。

あの時のときめきを思い出したので、また時計屋さんに電池交換に行こう、と思いました。